第6期生 | 活動支援

渡邉 泰成

TAISEI WATANABE

彫刻

工芸/陶芸

2026

《Within Erosion -侵食の只中-》

不完全の美 -侘び寂び- という日本特有の美意識を軸に、成熟した消費社会が生み出す豊かさへの違和感を起点として制作を行っています。脆さを内包しながらも決して消費し尽くされることのない陶という素材。そこに立ち現れる、美しさと畏怖が交錯する瞬間を探り続けています。本作は、消失の後になお残存する形態への関心を出発点とし、不変的な強度と壊れやすさという、相反する性質をあわせ持つ陶の姿を彫刻作品として提示しています。解体される建造物や、光の届かない環境でひそやかに生成される苔に覆われた風景。崩壊と生成が同時に息づく時間の只中で、自身の身体的感覚と記憶から掘り起こした形を、焼成という不可逆のプロセスを通すことで、物質の沈黙と存在感を空間に立ち上げています。

【活動支援生による出展作品】

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