第6期生

渡邉 泰成

TAISEI WATANABE

工芸

陶芸/漫画

1996年愛知県出身。東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻在籍。工芸を軸に、自分自身が影響を受けた現代の文化や社会問題をテーマに作品制作をしている。

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ポートフォリオ

流纏-ruten-

アルビノをテーマに白鯨を制作した。アルビノはその稀有な美しさ故に、差別被害を引き起こす。他者の視線が気になる現代社会で生きる人々にとって、優雅に海を泳ぐ白鯨の姿は自由と希望の象徴となる。表面的な美しさの内側に潜む感情を重ね描くことで当事者の心の葛藤と他者からの印象の差異を表現した。

#cube

陶磁素材は、成形及び焼成時に外的要因による形状変化が多い。配置された150個のキューブはコロナ禍において物理的な距離が生まれた現代社会の距離感をイメージし、その距離を埋めるためのSNSによる断片的な言葉の検索の危険性と脆さを表現している。キューブには実際にSNSで見かけた言葉を印字している。

V-various-

バナナは安価で手に入りやすい反面、非人道的な手法で大量生産されて廃棄が多いことから、現代の消費社会を彷彿とさせる存在である。赤のバナナや成熟前の緑のバナナなど多種多様のを1つの造形にすることで、私なりに多様性を認め合う新しい社会に変わりゆく、これからの明るい現代の象徴となる存在を目指した。

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