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丹羽 優太

Yuta Niwa

絵画

2026

《兴城から遠く離れて》

2020年2月、北京留学中に友人を訪ね滞在していた兴城(シンチェン)にて、コロナウイルス蔓延に伴う緊急帰国を余儀なくされた。出品予定の支持体は北京に残され、急遽、宇治の興聖寺に1ヶ月半滞在して本作を制作。僧侶との日々のお勤めを生活の軸とし、墨のみで幅10メートル、高さ3メートルの大作を描き上げた。虎、狼、狸は江戸時代の疫病伝承に由来し、讃は僧侶に揮毫してもらった。展示は中止となったが、代わりにお寺で疫病を鎮める法要が本作の前で執り行われた。当初の予定とは異なる形ではあったが、この始まりも作品には一つの「いい結果」だったのかもしれない。約6年の時を経て、本来の目的地であったこのスパイラルで、本作が辿った長い漂泊の旅は今ようやく幕を下ろす。

【活動支援生による出展作品】

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