第2期生 | 第3期生

丹羽 優太

Yuta Niwa

絵画

画家。日本美術の特徴である<見立て、なぞらえ、しつらえ>を継承し、日本の伝統的な素材である墨や和紙を用い制作。近年は災害と人との関わりというものを、大山椒魚や鯰などの水生生物をモチーフとしながら描いている。1993年神奈川県生まれ。ジュネーブ造形芸術大学留学。京都造形芸術大学大学院首席卒業。

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ポートフォリオ

大鯰列島図

太古より日本の地中には大鯰が潜み、度々暴れては大地を揺らすといわれていた。今でも鹿島神宮や香取神宮には、地中の鯰を抑える要石が祀られている。今作は12枚の襖絵を東西南北の面に分け、日本列島に見立てた。鯰、現代の鯰絵としてのゴジラ、自然災害などのモチーフによって構成している。

大鯰列島図

太古より日本の地中には大鯰が潜み、度々暴れては大地を揺らすといわれていた。今でも鹿島神宮や香取神宮には、地中の鯰を抑える要石が祀られている。今作は12枚の襖絵を東西南北の面に分け、日本列島に見立てた。鯰、現代の鯰絵としてのゴジラ、自然災害などのモチーフによって構成している。

大山椒魚濁流図

江戸時代まで多くの絵師が象やキリンといった異国の動物やクジラなどの全貌がわからない動物を描いてきた。情報が限られているからこそ描ける異様なまでのデフォルメ。いないはずのものもリアルに描く日本画ならではの生々しさ、畏怖さえ感じてしまうようなものを、情報が溢れている現代にこそ描き表したい。

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