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上條 陽斗さん、「YAMAGIWA UNDER 25 IDEA & DESIGN COMPETITION」にて共同作品『peco-poco』が最優秀賞を受賞
8期生の上條 陽斗さん、「YAMAGIWA UNDER 25 IDEA & DESIGN COMPETITION」にて共同作品『peco-poco』が最優秀賞を受賞!
YAMAGIWA UNDER 25 IDEA & DESIGN COMPETITION|上條陽斗・田崎祥『peco-poco』
【企画概要】
2023年11月に創業100周年を迎えた当社は、100年の歩みの中で「照らす」という行為に価値を見出し、照明文化の発展に努めてきました。その一環として、1968年に世界初の照明コンペティション「東京国際照明デザインコンペティション」を開催。坂倉準三、丹下健三、亀倉雄策といった審査員とともに1983年まで実施し、黎明期の日本の照明文化を育ててまいりました。今回のコンペティションはこの流れを汲む、およそ40年ぶりの試みです。
本コンペティションの対象は25歳以下の方。次の100年、次代を担う人材とともに新たな文化を共に創っていくことを目的としています。募集テーマは「伝える」。照らす/照らされることで思いを「伝える」プロダクト・空間・サービス・体験のアイデア・デザインを募集しました。11月19日(火)に帝国ホテルにて表彰式を行い、受賞者を決定いたしました。
【受賞内容】
作品名: peco-poco
受賞者: 上條 陽斗さん(24歳・東京都出身 所属:東京大学大学院工学系研究科建築学専攻)
田崎 祥さん(24歳・神奈川県出身 所属:東京大学大学院工学系研究科建築学専攻)
作品説明:
平たいボックスを持ちあげると「ぺこぽこ」とリズミカルな感触でランタンが立ち上がり光が溢れだす。
暗闇に明かりを灯すことは人間の根源的な喜びだ。ワンタッチで、あるいは触れもせずにライトを点けられる現代だけれども、このランタンに明かりを灯すための大仰な仕草は灯すことに込めた思い、その喜びを指先から伝えてくる。
審査員講評:
私自身もデザインに関わるなかで、照明のデザインは大変難しく、光の魅力だけではなく素材、構造、デザインが三位一体になって初めて素晴らしいデザインが生まれるということを実感しています。本作品は、まさに三位一体が見事に再現されている素晴らしいものでした。現代では光というのは簡単にスイッチで灯すことができるけれども、あえて自らが光を灯すという行動を取り入れた点が非常に素晴らしかったと思います。(講評:プロダクトデザイナー 鈴木啓太さま)
上條さんの今後の活躍にぜひご注目ください。
【YAMAGIWA UNDER 25 IDEA & DESIGN COMPETITION|上條陽斗・田崎祥『peco-poco』】
■詳細URL:https://www.yamagiwa.co.jp/news/71343/