第10期生

上田平 歩樹

ARUKI UETABIRA

パフォーマンスアート

儀式

2003年生まれ、鹿児島出身。
さまざまな場所で表現活動を行う。土地に根を張り、少しずつ未知をこね続けている。緊張と弛緩のあわいで、臆病な自分自身と向き合いながら、周囲と溶け合い、許容し、生き続けてしまう身体性との断絶を模索する。歩く樹のように在りたいと心の奥底から思っている。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《赤土ヘソノオ》2023

作品の中央には畑がありロープに繋がれた竹を引くことによって、まるで餅つきのように中央の畑を耕すことができる。これは、自身の内部に広がる大地を肉体を限界まで酷使することによって把握し、その意識を今踏み締める大いなる大地のうねりとして捉えなおす、言うなれば人の身体感覚を拡張させる通過儀礼だ。

《もがくほどくつむぐ》2025

世界のあらゆる断片を注意深く観察すれば、そのものの前後の成り立ちが想起させられる。現象同士が複雑に交わる関係性はいつしか形や質量を持って目の前に一つの像として現れる。取り壊しが決まった古民家の壊れた土壁を見た時、何かがそこから這い出てくる情景を想像した。そのものの正体を探るべく今回の制作を行なった。

《おなかいたい》2024

呼応し合う、ハイコンテクストな因果論同士が交わる瞬間を情景的に演出できないかを考えて作ったのが今回の作品だ。今回の作品は取手の山を舞台に行われるパフォーマンス作品だ。山の上には隆起した私の下半身がある。そこから麓の沼の中に建てられた小屋へと道が続いており、鑑賞者はその道をゆっくりと進んでいく。

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