第8期生

上條 陽斗

HARUTO KAMIJO

建築

コンピューテーショナルファブリケーション

東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 舘研究室所属。ものが作られる過程への関心から研究と制作を行う。既存のものの作られ方を幾何学的、力学的に記述して計算可能にすることで温故知新的なコンピューテーショナルファブリケーションを追及している。

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ポートフォリオ

《forming patterns》 2025

ジャカード織の生地を用いた立体作品のシリーズ。制作は平面でのジャカード織のデータ作成と、織られた生地を用いた立体構成の二段階からなる。ジャカード織の生地に埋め込まれた構造がエッジやうねりを生み出し、それを手掛かりに一つの立体形状を掘り起こしていく。

《Active Textile - Pillar》 2025

各層は伸縮性の布と格子状の樹脂が複合されて曲面を成している。力の釣り合いによって生まれる曲面を三次元的に反復した抽象的な構成の柱に、造形的な恣意が入り込む余地は少ない。この柱は地面から天を目指して立ち上がり、再び地面へと帰っていく。反復されるこの上下運動にはなにやら健気な生命らしさが宿っている。

《peco-poco》 2024

平たいボックスを持ちあげると「ぺこぽこ」とリズミカルな感触でランタンが立ち上がり光が溢れだす。暗闇に明かりを灯すことは人間の根源的な喜びだ。ワンタッチで、あるいは触れもせずにライトを点けられる現代だが、このランタンに明かりを灯すための大仰な仕草は灯すことに込めた思い、その喜びを指先から伝えてくる。

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