第4期生 | 活動支援

石島 響

Ishijima Hibiki

メディアアート

ソーシャルアート / インスタレーション / 映像

多摩美術大学大学院情報デザイン修士修了(MFA)後、ベルリン芸術大学大学院New Media修士修了(MA)。現在はベルリンを拠点に活動中。
インスタレーション、映像、キネティックアートやインターネットアート等多岐に渡る表現方法を用いて、芸術と社会の相互作用性、メディアによって生じる個人の認識や感情への影響についてのリサーチと芸術実践を行っている。手法として、見えていないものを想像させる体験や現象、身体感覚などを扱う。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

KUMA EXHIBITIONでの展示作品

Sweet Bubble

ブラウザ上の[政治に関係する単語]を[娯楽に関係する単語]に入れ替えて表示するインターネットアート。

単語のみを置き換えて表示する事で、違和感によって見えていないものを強調し、その見えない何かを意識せずにはいられなくする試みである。

問題が視野に入ることが減ったとしても、問題は変わらずそこに在り続ける。

動画はこちらから:https://vimeo.com/662976274

Statue of P̶̶̶e̶̶̶a̶̶̶c̶̶̶e̶̶̶ :

慰安婦問題についての作品《平和の少女像》のオマージュ作品。

椅子に少女像の姿はなく、影だけが椅子の後方へと延びる。座面は約36度(=体温)に暖められており、座る人に”誰か”がそこに居た事を想起させる。

影は【《平和の少女像》の不在】、座面の体温は【忘れられゆく慰安婦たちの不在】を表している。

WE WILL NOT BE SILENT / 私たちは黙らない:

社会に対して声を上げ、行動を起こした人々により語られた「個人的な物語」が印刷された紙の上に消毒液が落ちては文字を消す。消された「声」は時間をかけて再び浮かび上がり、紙は次第に積み重なる。

これは「私」が「私たち」になるための装置である。
私達の声は積み重なり合い、私達が共に生きていく未来をつくっていく。

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