第7期生

稲田 和巳

KAZUMI INADA

メディアアート

1997年生まれ。デジタルメディアを用いたインスタレーションやシステムの制作を通じて、身の回りの外界を構造化し、社会の姿を正確に観察する手法を生み出すことに取り組む。筑波大学大学院 情報学学位プログラム 博士後期課程所属。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《 潮 》2021

社会統計データから生成された仮想の地形を用いて、地理空間に横たわる不可視な流れを明らかにし、社会の姿を考察しようとする取り組み。複数のデータセットを組み合わせて地形を生成し、水や土砂を思わせる粒子を流す様子を提示する。異なる切り口で社会を表すデータを重ねるにつれ、地形は有機的で高解像なものになる。

《 住人たち 》2019-2021

人々の生活の脈動を、窓の明かりを軸に観察し提示するインスタレーション。大学の廃墟化した学生宿舎を活用し、別の場所で生活する学生たちの住処の明かりの明滅に、実際の建物の窓の明かりが連動する。鑑賞者は、夜になると増え、更けるにつれ減っていく明かりとともに、彼らの生活を観察し想像することができる。

《 つくばSKIPアカデミー プログラミング実習 2022 》2022

筑波大学の小中学生向け事業にて、プログラミング実習の教材設計と講師を担当。受講生は講義・実習・グループワークを通じて「プログラム」が社会で活躍するシーンを知り、アプリケーションの設計と実装に取り組んだ。高度な研究に取り組む意欲を持った受講生が、自身の取り組みを高める糸口となるような体験を目指した。

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