第5期生

木原 幸志郎

KOSHIRO KIHARA

絵画

「具象」と「抽象」、「瞬間」と「永遠」、「真実」と「虚構」などといった対立する要素を一つの画面に同居させることで、その境界について考えを巡らせることができる油彩作品を制作している。The 16th TAGBOAT AWARD 徳光健治賞。現在、尾道市立大学大学院美術研究科美術専攻に在籍。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

Diseased Heart

2021年 キャンバスに油彩 530mm×455mm
「具象」と「抽象」などの言葉で表すことができる二項対立する要素の境界の部分にこそ、言葉では表せない魅力があり、絵画にする価値があると思います。

Heavy Bleeding

2021年 キャンバスに油彩 530mm×455mm
私がモチーフにしているのは、私自身がゼロから生み出した立体物です。これらのモチーフは鑑賞者の概念には無いものです。だからこそ、それらを写実的に描いたときに純粋にモチーフの造形に目を向け、本当の意味で「見る」ことができるのではないかと考えます。

Give Birth

2021年 キャンバスに油彩 530mm×455mm
写真の場合、そこに写ったものは絶対的な真実ですが、写実絵画の場合、真実なのか虚構なのかを曖昧な状態で見せることができると考えています。その曖昧さが、人々の想像を掻き立てるのではないかと思います。

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