第10期生

鈴木 航太郎

KOTARO SUZUKI

工芸

金属造形

私にとっての制作は、自分の内側にある揺らぎを形にする行為である。自身の弱さや生きづらさを出発点に、現代社会に生きる人々の不安や葛藤を見つめる。鋳金技法を用いて感情を可視化し、鋳物だからこそ生み出せる独自の世界観を探求している。神話や自然への関心を軸に制作を続けている。

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ポートフォリオ

《白の祈り》2026

狼と花々の造形を通して、現代を生きる人々の弱さと、それでも前を向こうとする意志を表現した。守護の象徴である狼に自身を重ね、不安や葛藤を象徴する花々をまとわせることで、苦しみを抱えながらも生きる姿を鋳金によって造形した作品である。

《言葉なんかより》2024

毒蛇や毒虫を食べるほど強い耐性を持ち、仏教では邪気を払う象徴とされる孔雀をモチーフとした作品。自律神経の乱れによる不調を経験した自身の思いを重ね、困難や不安に向き合うための支えと、人と人とをつなぐ対話の象徴として表現した。

《八咫烏》2023

日本神話において闇の中で人を導く存在として語り継がれる八咫烏をモチーフとした作品。迷いや不安を抱えながらも前へ進もうとする意志を表現し、黒い金属の静けさの中に希望の光を宿すことで、困難な時代を生きる人々への道しるべを示した。

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