第10期生

大平 麻以

MAI OHIRA

メディアアート

東京大学大学院在籍。素材の特性とコンピュータ制御を重ね、自然と制御のあいだに立ち上がる現象をテーマに制作を行う。現在は、水滴を「動的なレンズ」として扱ったインスタレーションを展開。Ars Electronicaなどでの発表を行いながら、自然と技術の新たな関わりを模索する。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《Living Lens》2025

光源から発せられた光が、水滴を通り抜けて床に像を落とす。その光の像は静かにうねり、揺れながら、かたちを変え続ける。
本作品で「レンズ」として作用する水滴は、単なる光の通過点ではなく、水という素材がもつ柔らかさや不安定さをまとって光に影響することで、制御と偶然のあいだを漂う瞬間的な光の像を立ち上げる。

《Seeing with Water》2026

私たちの視線が揺れ動く水滴をなぞるとき、背景の幾何学模様は崩れる。水滴が電解の変換に呼応して柔らかく輪郭を変え、その水滴に浮かび上がる線や色彩もまた、しなやかに伸び動き、その瞬間の模様を作る。
私たちが見ているのは、対象そのものなのか。それとも、水、光、そして視線が関係し合って生まれる現象なのか。

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