第8期生

原田 茉琳

MARIN HARADA

インスタレーション

作品が生活の延長線上に生まれるという考えのもと、日々の中にある”つくる”という行為を取り巻く手法や姿勢に関心をもち「つくり続ける」ことを通して表現/考察/研究を行なっている。
最近ではベニヤ板などをダボ構造の知識を用いて接続し、手鋸でぴったり合うよう切断加工を施した継ぎ接ぎの平面作品を制作している。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《〈白〉地図/blanc:k map》2023

作業中に生まれる様々なピースの集積によって作られたインスタレーション作品。
彫刻的な立体部を膨大な時間の流れや熱量を見せる場として提示すると同時に、正面裏手に設置した作業部屋で継続制作のパフォーマンスを行う。このパフォーマンスは現状際限無く行われるという一つのアティテュードを示すために行った。

《〈白〉地図/blanc:k map》2023

《“豊かさ”をみる》2022

伐採されたばかりの生木を使用し「家」の彫刻と空間を展開したインスタレーション作品。
切られたばかりの生の木を触る感触、トライアンドエラーを繰り返しながら試行錯誤する行為は、便利すぎて目の前にある物の「過程」など忘れてしまう現代の社会の中で「丁寧さ」を自発的に意識し、思い出させてくれる。

《“豊かさ”をみる》2022

《「不確かさ」がもたらすもの、その探究》2021

「美」を取り巻く情報や、「美しさ」を語るために用いられる言葉や概念についての問題提起を試みたインスタレーション作品。黄金比で設計されるパルテノン神殿を模した立体物を中心に、リサーチから生まれた過程のドローイング、歴史にまつわる資料を展開している。

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