第6期生

横山 渚

NAGISA YOKOYAMA

写真

1997年千葉県浦安市出身。2024年東京藝術大学美術研究科先端藝術表現専攻修士課程修了。埋立地で育ち、東日本大震災の際に発生した液状化現象の被害にあった経験から、場所をつくることや、場所に干渉していくこと、場所をとらえ直すことについて関心を持っている。

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ポートフォリオ

Landscape

2011年の東日本大震災による液状化現象をきっかけに、出自の地である関東沿岸部の埋立地に出向き、撮影を行った作品。「Landscape」の語源の発生地と言われている、17世紀ごろのネーデルラント地方での開拓と地図制作をコンテクストに、ある種の測量のような動きを持って風景を収集している。

場所が場所だった頃

都市を形作る建材の原料である山砂や、造成地のための盛り土、建設前の土地など、場所を形作るためのリソースとして扱われてきた自然や光景を撮影している。写真の文脈における風景への眼差しを起点とし、風景とこれらの場所の関係性について紐解くことを目指している。

Panorama:

歩いているうちに視線が交錯していくような小諸の森に着想を得た作品。小諸の森を写真によって持ち帰り、風景を見るための装置として17世紀に流行した"panorama"を参照して制作を行なった。撮影した様々な風景写真を、Photoshop上で重ね合わせたイメージを用い、インスタレーション作品として展開する。今作によって、層の中に交差する空間、もしくはまなざしを見いだすことができるかもしれない。

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