第8期生

菊地 寅祐

TORASUKE KIKUCHI

彫刻

映画

1998年山梨県北杜市生まれ。彫刻家。2022年度、東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。2023年より、東京藝術大学美術研究科彫刻専攻に在籍。映画の没入感覚をコンセプトに、その際に生じる異物感「BUG」を造形の根底に据え、木彫作品を展開。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《BUG》2023

W3640,H2150,D1200 [mm] WOOD

「BUG」というのはパソコンに虫が入って壊れたという語源があり、プログラムの欠陥を意味している。
映画は登場人物に共感し、まるでその場にいるかのような感覚に陥ることが有り、
そこには、まるで身体と意識が乖離したような、混沌とした状態が存在している。

《BUG》2023

《BUG》2022

W650,H1800,D650[mm] FRP

目の前の風景は、光があることで認識できる。
テレビ、スマートフォン、映画で感動すること。
光のない世界では、どうやって認識をするのか。

《BUG》2022

《BUG》2021

W2150,H1000,D300[mm] WOOD

映画を早送りするとシルエットを失ったように見えることがある。それは映画のデータが破損し、ノイズだらけの画面を見ている視覚体験と似ている。
映画の正面性を彫刻のレリーフとして捉え、可視化が難しいノイズのような画面を触知的な彫刻として表現した。

《BUG》2021

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