第9期生

高山 芳の

YOSHINO TAKAYAMA

彫刻

彫刻 / キネティックアート / デザイン

2002年福岡県生まれ。多摩美術大学大学院統合デザイン領域在籍。磁力や風力、重力などの物理現象と、数字で制御しない電池式のモーターを用いて、出来事を反復する小さな装置を制作。装置たちは、我々が世界を多様な鼓動に満ちたものとして捉え直す、そのきっかけとして機能する。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《脈拍 - hoop》2025

10体の装置群《脈拍》のうちの一体。浮いた球が、規則的に回る輪のなかをくぐったりくぐらなかったりする。風は数字で制御しているわけではなく、ただ、バッテリーから給電しているのみである。私たちはいつでも、必然と偶然のあいだで揺れ動く。
https://youtu.be/ECs8a09s6Jk

《脈拍 - bloom》2025

10体の装置群《脈拍》のうちの一体。メッシュの上下運動により、虫ピンの角度が指定される。無機質なはずのそれに、多くの鑑賞者が“花”を見いだす。装置には普段流れとして知覚できないはずの“開花”が圧縮されている。眺めていると時折、自分の呼吸と重なる。
https://youtu.be/AzKoLB7Pu3U

《脈拍 - picket》2025

10体の装置群《脈拍》のうちの一体。周回する磁石に引きつけられ、ピンが持ち上がる。通り過ぎると重力で元に戻る。私達が知ることのできない、微かな磁力と重力を、ものは静かに知覚している。
https://youtu.be/8Kf5vPyXTVU

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