第9期生

古賀 悠悟

YUGO KOGA

彫刻

インスタレーション / 都市

2002年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻在籍。現代都市における標識や動線の配置などの記号としての構造に着目し、インスタレーション、写真などの多様なメディアを通じて、わたしたちがどのように空間と関わっていくべきか考えるための作品を制作する。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

《At a Junction - Forest》2025

都市に点在する標識やカーブミラーを緑に染め、傾けて配置する。本来の機能や意味を失った標識たちは「そこにいるなにか」として立ち現れ、都市空間そのものへの違和感を浮かび上がらせる。

steel, aluminum, concrete
W400 x D400 x H350 (cm)

《Farming Somewhere Nowhere》 2024

タイルを田んぼと捉え、田植えを行う。自然でありながら人工物である田んぼに空間が占領されていき、やがて都市空間はすべて田んぼに覆われ、かつて「そこ」であった場所はすべて「どこでもないどこか」へと変貌する。

Paint on aluminum, composite photo

《Traffic Signs》2025

無数に地面に散らばる粘土の標識たちは未来の都市空間であり、意味を失った記号が物質として堆積した風景である。かつて機能していた情報が、朽ち、崩れ、痕跡として残された場として、都市の終焉とその後を静かに示唆する。

terracotta

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