第6期生 | 活動支援

渡邉 泰成

TAISEI WATANABE

彫刻

工芸/陶芸

2022-23

《Crowd》《vegetable skin #banana》《vegetable skin #apple》
《vegetable skin #melon》

「vegetable skin」は自然物と異物の関係性に着目している。自然物をモデルとしたオブジェクトを覆う粒は異物をイメージし形態を生成している。野菜や果物の持つ本来の造形美を覆い隠す不自然で異質な粒の存在はあらゆるものを想起させると共に、完成された一つの美を壊し、新たな価値観と存在感を与えている。
本展示に向けて制作した新作「Crowd」は、粒が付着する陶磁素材のりんごのオブジェクトを敷き詰めた作品である。りんご本来の色味や素材を異なるものへと変えることで生まれる、密集する黒の存在感、歪に密着するオブジェクトに触れると聞こえる微かな摩擦音、長期的保存を可能とするが脆い素材感が、日常のごく一部を切り取った枠の中で非日常の感覚を生み出す。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment vol.8『Body Cover』
▷▶▷▶ギャラリートーク:https://www.youtube.com/watch?v=D6QB6C5ZusQ

《Crowd》
《Crowd》
《vegetable skin #banana》《vegetable skin #apple》 《vegetable skin #melon》

ご質問は下記のフォームより
お問い合わせください。