第7期生

川上さわ

SAWA KAWAKAMI

映画

劇映画 / 日記映像 / シネエッセイ

2023-24

《 十一月十二日わたしは指が短く、指が長い人もいること 》

今作は、2023 年 11 月 12 日に別々の場所で6人が撮った日記映画の連なりです。
個人が個人として持っている身体のかたちやその在り様がカメラの知覚と合わさり、捉えられた時間を生活の記憶として編集して作られた日記映画にはその人特有のテンポや運動が現れるように感じます。今作ではそれらを押し並べることで固有の身体を捉え直し、他者の時間感覚に近付きます。また、複数人との WS 的な制作過程は、生活の開示と交流による自助グループのような場をひとつのフィルムの中に実現することを目的としました。日々の営みや傷は社会や俗習により口にだすことを封じられ、人々は個人の時間で生きることすら出来ません。ここでは映像というコミュニケーションで、個人の時間で生きることやカイロス時間の価値を見つめ直し、共有し合います。

■作品協力(敬称略):西山憩、くわはらちか、麦島汐美、小磯佑介、瞳水ひまり

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2023-24 vol.3『ままならなさを生きるからだ Bodies / Multiplicitous』

《 十一月十二日わたしは指が短く、指が長い人もいること 》 2023

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