第8期生

兒島 朋笑

TOMOE KOJIMA

音楽

現代音楽 / 現代アート

2024-25

《face [ ]》

参加型アートで用いられる鑑賞者をはじめとした「他者」の介入による対象の変容は、芸術表現に留まらず、社会生活にありふれている。「他者」の言動や振る舞いは、個人の認識や価値観を変容させる。つまり、私やあなたは「他者」の参加によって形成され、また、自らが参加されたように私たちは「他者」に参加する側でもある。本作で使用される音は、作者と鑑賞者が指定された議題について対話した際の録音である。その後、録音は、作者の形成に関わると判断されたフレーズを抽出、音響処理を施し、作品の一部となる。複数人の確かに一人一人の唯一性を持った声は、ふとした瞬間、一つの「声」に変容する。この過程は、他者からの言動や振る舞いが、個人の認識や価値観を変容させる「形成」の追体験である。制作協力:塩澄祥大

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2024-25」vol.3『意外とハートフル』

《face [ ]》2024
《face [ ]》2024

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