レポート
2期生カリキュラム、秋の「Kuma Camp」を実施しました!
11月10日、11日の2日間にて実施いたしました、「Kuma Camp 2018 A/W」をご報告させていただきます。(夏の実施レポートはこちら!)
会場は、秋も深まった COLONY箱根。
今回は『KUMA EXHIBITION』の話を
2期生としては今回で2度目の箱根。夏の合宿や、これまでの活動を通して、各クリエイターがお互いの活動や作品について、理解を深めてきました。
クマ財団では、年間のクリエイター支援の成果発表の場『OUTCOME』として、毎年3月の『KUMA EXHIBITION』を位置づけています。今回の合宿では、主に『KUMA EXHIBITION』へ向けたキックオフとして、自身の構想をプレゼンし、プロからのメンタリングを受ける場。
というわけで初日は、来年3月実施予定の『KUMA EXHIBITION 2019』について、前回の内容などを元に、概要説明やオリエンテーションから1日がスタートしました!
クリエイティブディレクターのモリヤマタカヒロさんからのお話に続いて、前回の展覧会ディレクターとして、すばらしい会場を作り上げていただいた遠藤治郎さんによる、自己紹介と今後の動き出しへ向けたお話をいただきました。(*インタビュー記事はこちら!)
『KUMA EXHIBITION 2018』にて、ディレクター+会場構成を務めた、遠藤治郎さんからのガイダンス。
前回の会場図を元に、50人のクリエイターで作り上げた世界観について説明していきます。一通りのオリエンテーションが終了すると、ここからは学生クリエイターが自身の作品やパフォーマンスのプレゼンをしていきます。
会議室を終日貸切り、作品のアツい構想をぶつけるクリエイターたち。個別のヒアリング中、その他のメンバーは、自身の構想を深めたり、仲間に相談したりと思い思いに時と場を過ごしていました。
それぞれが得意分野で知恵を出し合い、展示プランを作っていきます。
今回参加した41名に対する初日のヒアリングを終了し、夜は懇親会。代表理事の馬場も参加し、展覧会へ向けた激励の挨拶。
懇親会中もクリエイター同士の話は尽きることはなく、野外に設置した焚き火を囲み、親交を深めていました。
2日目は、課題をさらに掘り下げる
初日は、全員の構想を一通りヒアリングし、実現のための課題部分を洗い出していきました。それを元に2日目は、『どう実現していくか?』『構想が変わった部分』や、『追加質問の有無』を、丁寧に個別メンタリングをしていきます。
初日のアドバイスを受け、気になる点や修正点を議論していきます。
スパイラルの図面を見ながら、準備をするクリエイターも。
コロニー箱根には、思索にふける場がたくさんあります。各自が思い思いの形で考えを巡らせていきます。
自身の展示に協力をしてほしい場合は、率直に想いをぶつけていきます。
普段は海外同士で会えないメンバーもいるため、貴重な時間に。
場合によっては、メンタリング中に仲間がサポートに入ることも!
普段は別々に活動するクリエイターが気軽に相談し合える空気感ができています。
今回の合宿で、構想が固まり実際に制作に動きだした人、メンタリングを通して逆に白紙に戻った…という人など、状況はさまざま。いずれのクリエイターたちにとっても『KUMA EXHIBITION』へ向け、ひとまずは動き出しのきっかけとなったようです。
クマ財団では『KUMA EXHIBITION』を、学生クリエイターが『社会とつながる場』として位置づけ、今後も活動をサポートしてまいります。
最後に、『KUMA EXHIBITION 2019』について
会場:スパイラルガーデン&スパイラルホール
日時:2019年3月21日(木・祝)〜3月24日(日)で開催予定
(前回『KUMA EXHIBITION 2018』のご好評を受け、会期を拡大し開催を検討中!)
学生クリエイターの1年間の活動の集大成としてだけではなく、新しい才能を世の中に発信し、彼らの生み出す新たな価値をプレゼンテーションする場として、毎年開催してまいります。
今後も、クマ財団のクリエイターたちの活動に、どうぞご期待ください!
Photo by 大木 大輔
Text by 小川 大介
クマ財団 クリエイター奨学金事務局