第5期生

松田 ハル

MATSUDA HAL

版画

VR

1998年生まれ。筑波大学芸術専門学群版画専攻卒業後、京都芸術大学大学院グローバル・ゼミに在籍。版画とVRを組み合わせた、「VR版画」を制作している。現実と仮想の空間を鑑賞者が体験することで、新しい鑑賞体験を展開している。

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ポートフォリオ

KUMA EXHIBITIONでの展示作品

Super Sculptures

鑑賞者は現実の空間の中、その「素晴らしい」彫刻の版画群を鑑賞しながら、その彫刻のイメージを想像する。しかし、その彫刻は現実の空間に存在しない。鑑賞者はVRの空間に存在する彫刻を見ることを余儀なくされる。 VRヘッドセットを装着し、実際に我々に現前するのは 、ただの巨大な3Dオブジェクトである。

Fake Fake Fake Green

この作品はVR内の3Dの植物、それらを版画作品にしたものである。フェイクグリーンとは造花の一種である。本物の植物ではないため、光合成などの機能は無いが、我々の視覚に癒しを与え、半永久的に腐ることはない。だがその複製品はまるで、植物への認識法が我々への視覚への癒しという要素しかないことを物語っている。

Artifact / 取り戻された感覚

この作品はアメリカ抽象表現主義の画家、バーネット・ニューマンから連想されたVR版画である。ニューマンの「空間的な絵画」とは、VRヘッドセットを装着することによって取り戻される。

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