第10期生

中山 亘

WATARU NAKAYAMA

建築

落語 / デジタルファブリケーション

東京大学大学院在籍。最小の操作で世界を立ち上げる落語の〈見立て〉を設計手法に、その想像を受け止める〈屏風〉を都市の「場」と捉え、人間の自由な振舞いを引き出す空間を作り出す。研究で取り組む木組みのデジタルファブリケーションを構法に生かし、木漏れ日のようにやわらかな風景を広げていく。

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ポートフォリオ

《杜に融け往く楮紙のフォリー》2022

「百年の森」と呼ばれる明治神宮の杜で、穏やかな時間を重ねてきた樹木の呼吸を掬い取るフォリーを製作した。懸垂曲面を楮紙と大和糊で固めた構造体は、反転させることでしなやかに立ち上がる。皮膚のように木漏れ日が透き通るこの物体は、雨風に融け、杜の土へと還って往く。

《落語空間おちば02「死神―おちば唱えて有楽町―」》2024

「都市に落語の風景を―」をコンセプトに、落語の世界に没入する空間を都市に立ち上げるプロジェクト。かつて道端の小噺から始まった落語の原風景を、現代都市に呼び覚ます。Slit Park YURAKUCHOを舞台に、路地を吹く秋風や人の雑踏が物語の情景と共鳴し、観客は想像の世界へと深く誘われた。

《落語空間おちば03「辻噺は横浜にて興る―」》2026

「都市に落語の風景を―」をコンセプトに、落語の世界に没入する空間を都市に立ち上げるプロジェクト。かつて道端の小噺から始まった落語の原風景を、現代都市に呼び覚ます。横浜駅西口Niigoひろばという繁華街の街角で、不意に始まる小噺に人々が足を止め、輪をなし、笑いに包まれる。そこに原風景の一端を見た。

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