第6期生

池部 ヒロト

HIROTO IKEBE

テキスタイル

ファイバーアート

2022

《PNEUMA》

私は「布」という存在を民族の内包する文化、習慣、信仰などの記憶が眠る “やわらかな化石” として考え、素材に眠る記憶・文脈を読み取り、再構築することで作品を通して人々に新たな自然との在り方を問いかけることを行ってきた。

今回の作品のタイトルであるプネウマとは、古代ギリシア語で気息、風、空気、大いなるものの息を意味する。いきものとは息づくるもの、風をおこすものである。太古からいきものがつくった息すべてには古い物語や記憶が含まれており、循環を繰り返している。それはまるで過去から未来へと紡がれる記憶の手紙のようだと感じた。
日本文化に深く根付いた伝統的素材である和紙で構成されたこの作品は、モジュール構造を用いてパズルのようにオブジェクトを形成している。故に、このオブジェクトは分解・再構築が可能であり、まるで大気のようにいかなる空間をも包み、その場所に漂いながらかたちづくり、物語を発生させる。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment vol.7『生を読む』
▷▶▷▶ギャラリートーク:https://www.youtube.com/watch?v=WPtTjlM5m1I

ご質問は下記のフォームより
お問い合わせください。