第7期生

遊舞舎 慶子

Yubusha Keiko

舞台芸術

舞踏

2023-24

《 習作 内なる異郷 遠き野の語りに寄せて 》

死と生をめぐる精神風土の在りかたについて思考する中で、嘗て異郷が身体という存在を伴い様々な芸能によって表象されてきたことに倣い、舞踏譜 / 舞踏パフォーマンスを制作することとした。 遠い過去から語り継がれる異郷の記憶としての物語は、ひと続きの川底の流れのように、私の幼い頃の記憶に連なり、また現在にも連なる。柳田國男により『遠野物語』が記された岩手県遠野市を訪れ、その暮れの河原に佇んだ時、私自身の内奥で異郷がそう遠くはない現実として立ち現れてくるように思えた。ご先祖や見えない他者、色も形も知り得ない魂を伴い、世界に生き生かされた舞踏であるということへの気づきをもととし、異郷をこちら側に宿すことを試みる。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2023-24 vol.3『ままならなさを生きるからだ Bodies / Multiplicitous』

《 習作 内なる異郷 遠き野の語りに寄せて 》 2023

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