第7期生

石渡 結

YUI ISHIWATA

工芸

染織

2023-24

《 Tabula Rasa 》

《 Tabula Rasa 》は人類の原始的な価値や生の在り方を示した作品である。世界各地で文明が起こり、そこにはどこであっても共通して言葉や生活品、美術があったように、今では境界の多い人類にも、共通してもつ価値観があると考えている。その価値観を作品に反映できれば、あらゆる境界は払拭され、鑑賞者は皆、作品の純粋な美しさを感じることができる。そして作品、私(作家)、鑑賞者は互いにフラットに繋がることができると考えた。
土を用いて糸を染めることにより、それ自体が私たちの生活に密接に関わる素材である布に、さらに明示的に人の営みの土着性という意味を加えた。そして、それらの糸を織りとして交差させ1つのオブジェとして造形表現することで、人、あるいは人の営みの根底で共通する、原始的な力強さを持つ美の探求を試みた。

▶▷▶▷グループ展詳細ページ:KUMA experiment 2023-24 vol.6『日々の触覚』

《 Tabula Rasa 》 2023

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