第5期生

山縣 瑠衣

RUI YAMAGATA

絵画

視覚芸術

1997年生まれ。自分の皮膚の経験、肌に対する意識や視座を制作の基調におく。ものが持つ表面的な情報を注視し、絵画を主軸に展開している。あらゆる物事が可視化され、「表面」という性質が氾濫する中で、いかにそれらを捉え直すかを考える。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

KUMA EXHIBITIONでの展示作品

Fumblerules

2020 9m17s
「Don’t leave your subject to the others」というテキストが、ミミズ腫れとして浮き上がるまでの時間を撮影。
自分の背中に、他者が爪で文字を掻き入れる行為と、そのテクストの内容との矛盾に、主客を単純化する目線に回収されない自身の立場を考えた。

畸形地図1-体表展開図-

2020 1455×3360mm
Oil on canvas

シリーズ「ATLAS」より。
自身の体表を地図技法を使い、変形させていくシリーズ。
地図表象の一部として可視化される自身の表象=肌が、どのように変身し得る可能性を持っているのかこの目で見てみたかった。

動物性絵画、植物性絵画

2021
動物性の食材(牛乳や卵)を画材にする西洋美術のレシピが、食事の調理方法と似通っていることから着想。
絵画を、素材の観点で動物性絵画と仮定すれば、ヴィーガンレシピで植物性絵画も作れないかという試み。
卵テンペラ、ミルクカゼインを植物性に置き換え、その効果を検証。その時のレシピが記された作品。

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