第5期生

室元 拓人

TAKUTO MUROMOTO

音楽

作曲

東京藝術大学院修士課程作曲専攻在学中。日本の離島独自の風習など、文化における「異形性」を、様々なノイズ的音響を用いて表現することをテーマに創作している。作品は、藝大フィルハーモニア管弦楽団、フラックス弦楽四重奏団など、国内外の個人、団体によって演奏されている。2020年、第37回現音作曲新人賞入選。

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ポートフォリオ

《Noise Baroque》for string quartet(2019)

1990年代前後に日本で独自の進化を遂げたジャパニーズ・ノイズ(ジャパノイズ)の中心的存在として、秋田昌美(1956-)が作りあげた音楽は、その圧倒的な音量や轟音のような響きによって世界的に認知されている。本作品では、ジャパノイズの多層的な音響を、弦楽器の現代奏法を駆使することで表現しようと試みた。

《Sound Episome》for orchestra(2019)

作曲家、マウリシオ・カーゲルの代表作「Ludwig van」は、ベートーヴェンが1960年代のドイツに蘇り自分に縁深い場所を訪れる、という設定の作品。このアイデアを発展させ、ベートーヴェン作品の様々な断片をノイズの中に「隠し」、ノイズとの混合、対比といった「ノイズ・オーケストレーション」を試みた。

《Tokara Evoke Ⅱ》for 7 players(2021)

鹿児島県の離島・トカラ列島では、「ボゼ」と呼ばれるユニークな仮装の奇祭が行われる。他界から訪れる霊的存在を祀る「来訪神行事」として、一昨年にはユネスコ文化遺産にも登録された。本作品では、普段は見ることができない「神」が現実の世界に現れ、再び他界へと還っていくプロセスをノイズと楽音によって表現した。

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