第6期生

柴田まお

SHIBATA MAO

彫刻

インスタレーション

1998年神奈川県生まれ。2022年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。現在、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻在籍。現代に於いて、多様化する「人と人の繋がり」や、その中で生まれる「コミュニケーションの在り方」をテーマに、フィジカルとデジタルを介した彫刻作品や、インスタレーションを制作する。

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ポートフォリオ

KUMA EXHIBITIONでの展示作品

Blue mask

会場に置かれた青い彫刻を、リアルタイムで映し出しブルーバックによるクロマキー合成を行う。彫刻はカメラの前を通り過ぎる人々と共に、クロマキー合成を施された映像としてモニター上に映し出され、現実とは異なる姿が現れる。画面上では見えないが、足を運ぶことにより見ることが出来るインスタレーションを構成した。

Blue mob

Covid-19により我々の生活は激変した。通信インフラが整備され、表現の在り方も変化が生まれた。私はその変化に違和感を感じつつ、直視して受け入れる作品を展開した。人流が戻った東京ミッドタウンで未だ戻らない「記憶の中の集団」をモチーフに、クロマキー合成を使用し、存在と不在を行き来する作品を発表した。

Blue hand

北海道弟子屈町。元遊郭の大きな一室にインスタレーションを展開した。現在、直面するCovid-19との共通点は、人と人との距離感であり、関わり合い、絡み合いなどの身体的なタブーである。抑圧されたタブーと、遊郭建築から染み出る圧倒的な人間臭さと敢えて向き合い、身体同士のコミュニケーションについて考えた。

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