第7期生 | 第8期生

石渡 結

YUI ISHIWATA

工芸

染織

金沢美術工芸大学美術工芸研究科工芸専攻染織コース在籍。これまで布の単純な規則の積み重なりでできた複雑な構造に魅力を感じ、この構造を魅力的に見せる制作を行なってきた。現在は制作における自身の身体性から布が原始的な印象を持ったことに関心を寄せ、制作を通して生のあり方を模索している。

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ポートフォリオ

KUMA EXHIBITIONでの展示作品

《 Tabula Rasa 》2024

自身の体をモチーフとし、糸の有機的な曲線美を生かして造形した。糸の太さや色は下部にいくに従いグラデーションで太く、濃くなっている。制作では、糸の太さを出すために糸を撚り合わせることから始めている。染色には自身で採取した金沢市内の赤土を使用した。

《 表相 》2023

布の組織構造を制作時におけるほぼ無意識で身勝手な自身の身体性によって壊し、整列された世界にバグを生み出した作品。織り進める際に、極端に糸の張りを緩ませたりとばすことで、規則となる経糸と私が憑依した緯糸の相容れない様子を表現した。

《 まわり道 順路2 》2023

単一な布の規則の中にバグを生み出すために制作した初期の作品。平面的と捉えられがちな布の立体感を表現するために、太い糸に留まらない大きな凹凸部分を作り、布全体もうねらせて展示した。

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