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佐野 圭亮

Keisuke Sano

工芸

東京芸術大学美術学部工芸科を卒業後、同大学大学院漆芸研究室に在籍、現在修士2年。
螺鈿、蒔絵などの伝統技法を主軸とした酒器や箱の他、歴史と伝統が育んだ日本ならではのものづくりである工芸の可能性を美術表現の立場から再発見すべく、工芸による表現の飛躍をテーマとして各技法を用いた立体作品を主な制作としている。
卒業制作 鉄象嵌乾漆螺鈿蒔絵箱「生命の夜明け」(荒川区長賞)は東京都荒川区立図書館 ゆいの森あらかわにて恒久設置。蕎麦猪口アート大賞展2017 特別賞。

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ポートフォリオ

夜の訪れ

漆芸表現の可能性の拡張を狙いとした作品。乾漆造形による人物など、写実的要素を交えながらも伝統技法の蒔絵、螺鈿、変わり塗り等を駆使し、新しい漆芸表現の見え方が探求された作品。

夜の訪れは昼間の喧騒を忘れさせ、静かな、研ぎ澄まされた空気で生命を包み込む。
絶えず変化する昼間の世界と静止した夜。変わらない夜は変化を強いられる私たちを一時の無意識へと還す。
連続する生と死の中で、今日もまた訪れる夜に身を委ねて明日を待つ。
作者より

乾漆螺鈿蒔絵箱「想々樹の芽」

箱とは物を保管ししまう物。しかし、それは自身をしまわれた物と遠ざける行為でもあり忘却への一歩とも考えられる。そういった「箱」という造形に人間の感覚上の行為を具象化し、上書きを試みた作品。

忘れられない「思い出」とは、人がもっとも取り出しやすいところにしまっているものである。
それは時と共にその人の中で輝きを増し、成長していく。しまうとはそういうことであってほしい。
芽吹いた思い出はやがて増幅し、人々を結びつける絆やかけがえのない時間となって結実する。

作者より

乾漆種器「いろいろ」

2017年度に同様の形態からなる計11点の酒器を制作。それぞれ異なる図案のもと構成や技術的な鍛錬も兼ねて漆芸表現の再認識、古典的なイメージの払拭を目標に制作した作品。一貫したテーマは「個性」であり、内側底面の加飾を種子に例え、外側の側面の表現をそれらの完成形態になぞらえられている。

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