第5期生

冷水 乃栄流

NOERU HIYAMIZU

音楽

クラシック/作曲

現在、東京藝術大学修士課程作曲専攻在学中。人間の文明が崩壊した後の世界を描く「ポスト・アポカリプス」をテーマに創作を行う。また、邦楽器を用いた作品も多く楽譜出版も行っている。2020年、第30回 芥川也寸志サントリー作曲賞最終候補、同年第89回日本音楽コンクール作曲部門にて2位を受賞。

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ポートフォリオ

Bass Koto Concerto “Nurse Log“

2020年箏曲演奏家森梓紗氏の委嘱により作曲。十七絃箏を寿命により朽ちた木に見立て、そこから新たな生命が芽吹く様子を色鮮やかに描き出す。箏とオーケストラは洋の東西や安易な調和を乗り越え、有機的に絡み合い瑞々しい自然の風景を描写する。

Not Found for Orchestra

朽ちる「第9」をメディアとし、別のコンテクストが芽吹くという構成をとる。若い世代のポップカルチャーやSNSの世界が反映されており、西洋音楽の伝統的系譜とポップな世の中が凝縮され多層的なレイヤーを織り成す。第30回 芥川也寸志サントリー作曲賞最終候補作品。

脆性ノスタルジア

「夏」がテーマの箏三重奏曲。宵闇を彩る蛍、極彩色の花火、つんざく蝉の声、みずみずしい朝顔... 2020年11月 NHK「にっぽんの芸能」にて放送される。また楽譜も出版されておりコンクールや演奏会でも多く取り上げられている。

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