第6期生

帷子つらね

TSURANE KATABIRA

短歌・俳句・詩

短歌

2000年生。歌人。早稲田大学文化構想学部在籍。言語やコミュニケーションの排他性や暴力性、脆さをテーマに作品を制作・発表している。短歌定型や日本語社会が抱える「ふつう」を問い直し、オルタナティヴな読み/詠みの在り方を模索している。

掲載時点での情報です。

ポートフォリオ

自選15首

2020年から2022年5月現在までに発表した作品から15首を選びました。5・7・5・7・7の切れ目と文意の切れ目を意図的にずらす「句割れ」などの技法を使い、書き言葉としての短歌に「息を継ぐ」「間を置く」「言い淀む/言い切る」など、発話に近い身体性を付与する試みをしています。

「heaven」15首

「越冬隊 vol.3」(2022年2月15日から22日までネットプリント配信)に掲載したものです。パワーハラスメント被害の経験から、作者と作品を混同するような解釈の在り方に違和感を抱き、なかでもロマンティックラブイデオロギーと〈書く〉という営為の癒着/断絶をテーマにしています。

堀江敏幸ゼミ選考課題「習作」30首より

堀江敏幸ゼミに聴講生として参加する際に制作したものです。インターセクショナリティに関心があり、異なる境遇に置かれた個人と個人は許し合うことができるのか、という主題について考えました。音声と文字、双方での全編公開を目指しており、表記の上でも〈越境〉や〈交差〉について志向しています。

ご質問は下記のフォームより
お問い合わせください。